あと施工アンカー工事 – 株式会社 ウォールカッテング工業

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工法紹介

あと施工アンカー工事

あと施工アンカー工事

樹脂カプセル型、現地調合型からセメント型無機系アンカー設置まで、工事内容、現場状況に合わせて強固なアンカーをご提案します。

適応対象・用途

  • # コンクリート構造物
  • # グラウト工法
  • # 引張試験

工法バリエーション

有機系アンカー

樹脂カプセル型

樹脂・骨材・硬化剤がカプセルに密閉されている為、施工のバラツキがありません。速乾性にすぐれています。(温度により異なります)

施工工程

  1. アンカー取付部分を穿孔し、構内清掃する。
  2. 固定成分を含んだ樹脂カプセルを挿入します。
  3. アンカーを打ち込み、または回転打撃を与え、カプセル内の固定剤を化学反応させ、アンカーとコンクリートをがっちり固定させます。

現地調合 注入型

ボルトの形状が自由に選択できます。L型やフック型の形状に最適です。機械設置後に注入できますので高い精度で施工できます。樹脂の硬化は時間を要します。(温度により異なります)

施工工程

  1. アンカー取付部分を穿孔し、構内清掃する。
  2. 固定用樹脂を調合し、注入する。
  3. アンカーボルトを挿入する。

現地調合 カートリッジ型

現場調合式と違い樹脂を撹拌する必要がありません。ボルトの形状が自由に選択できます。L型やフック型の形状に最適です。コンクリートブロック等の中空母材用もあります。速乾性に優れています。(温度により異なります)

施工工程

  1. アンカー取付部分を穿孔し、構内清掃する。
  2. 固定樹脂をカートリッジから注入する。
  3. アンカーボルトを挿入する。

無機系アンカー

セメント型

打込み方法を変更することによりL型やフック形状でも施工可能です。不燃性で硬化後の収縮が無く安定した耐力が得られます。

施工工程

  1. アンカー取付部分を穿孔し、構内清掃する。
  2. セメントカプセルを挿入する。
  3. アンカーを打ち込み、または回転打撃を与え、カプセル内の固定剤を化学反応させ、アンカーとコンクリートをさせます。

引張試験
(引抜試験)

あと施工アンカーの施工後に行なう試験です。
施工計画書通りに施工が行なわれているかを以下の項目、装置を用いて試験・検査します。

項目 判断基準 試験・検査方法 時期・頻度
目視検査 アンカー種類・径・施工位置・本数・角度・突出寸法が、施工計画書および施工確認シート通りであること。接着系アンカーでは、接着剤が母材表面に達していること。 目視で確認 全般
接触検査 がたつきのないこと。接着剤が硬化していること。 直接手で触り検査 全般
打音検査 金属音であり、濁音しないこと。適度の反発があること。 アンカーの出しろ部分をハンマーでたたく 全般
非破壊試験 抜け出し等の変位がないこと。 設計用引張強度に等しい荷重または耐震補強工事の場合には、予想破壊荷重の2/3まで加力すること。 全本数の0.5% 少なくとも3本以上

※日本建築あと施工アンカー協会(JCAA)アンカー講習テキストより抜粋

引張試験器具

引張試験器具

引張試験イメージ

引張試験イメージ